2001年式 BMW Z3ロードスター 2.2i

フロントビュー
BMWが作る2シーターのオープンカー。都市部でよく見かけるのは、Z4とこのZ3でしょうか。今はZ4しか生産してなくて、Z3は90年代末から2000年代初頭までに生産された車種となります。
見たことありますかね? あるような無いような?
このフロント部分のヘッドライトが長方形なBMWは、よく見ますね。そう、その時代の車種で、よく見るとフロントの作りも全然違うんですけど、イメージは統一されてます。BMWは伝統的に鼻の穴のように2つあるグリル、「キドニーグリル」と呼ばれてますが、昔からずっとそれがあります。逆に言うとキドニーグリルが無くなったらBMWじゃなくなってしまう。だから延々とこのキドニーグリルとは付き合っていかなければならないので、車のキャラクター付けにおけるヘッドライトが占める割合って結構大きいと思うんですよね。
この代の車種は複雑な曲線が少なくて、伸びやかでシンプルなデザインがあると思います。

リアビュー
リアはワイドにせり出したリアフェンダーが迫力ありますね。いかにも走りの良さを感じさせてくれます。
全体的には低くてワイド。写真で見るより実物はコンパクトに見えるタイプの車だと思います。大きく見えるのは、直列6気筒が収まったボンネットが大きいからでしょう。前から見たときと後ろから見たときの、車に感じるサイズ感が全然違うのは、そのせいです。

シート
めいっぱい派手に遊んでる内装です。黒と赤のツートンのレザー。オープンカーは開けている所を外から見られることを意識して作られているため、内装は外装デザインの続きなんですね。だからこれくらいパンチのある内装の方が、屋根を開けたときに映えると思います。
まあ、それがちょっと恥ずかしい、もっとシックに乗りたいぜ、という人もいると思いますが。

コックピット
BMWの凄い所は、メーターのデザインを変えない所だと思います。ほんと、かたくなに変えませんね。頑固一徹! うちは40年この製法でやってまんにゃわ、嫌やったら帰ってくれんか? と蕎麦屋の親父に言われてるようです。この写真では分かりづらいですが、タコメーターとスピードメーターのデザイン。素材感やフォントに至るまで、2012年の最新モデルに至るまで、ほとんど変わってないように思えます。そりゃ細部は変わってるんでしょうけど。
そういう頑固一徹な所がクールだと思わせますよね? 一切表情を変えない、決して笑わないゴルゴのようだとも!?

閉めてもいい
で、やっぱ走りがいいんです。BMWの直列6気筒というと「シルキーシックス」と言われますが、なめらかにクォーンと回転が上がっていき、気持ちの良い音を立てる感じは、このZ3でも存分に味わえます。そのエンジンと、これまたBMWらしいダイレクト感のあるハンドリングの組み合わせで、スポーティな気分を味わうことができるでしょう。このZ3は軽さでワインディングを細かくクイクイと曲がっていくというよりも、直進安定性を活かして高速を走っていく方が合っているように思えます。その辺の味付けは、同じ2シーターFRオープンであるマツダ・ロードスターとは割と逆ですね。やはりアウトバーンの国の技術者は、アウトバーンをいかに気持ち良くビシっと走るか?を真面目に考え抜いているんだと思われますよ!

綺麗に乗ると格好いい
で、このZ3。年式が経ってるということもあり、中古価格が凄く手頃です。この価格でBMWの直6が味わえて、なおかつスペシャルな感じもあるというのは、もはやZ3しか無いかも知れません。もちろん古いならば古いなりの劣化もあるので、手入れは必須となってくるでしょう。このタマを見る限り、幌も綺麗だし、アクリルのリアウインドウの透明度も高いです。それと何よりボディのツヤが素晴らしいですね。こういったオシャレな車は、やはり綺麗に乗ってこそ格好良いものだと思います。年式が経って、各所がやれてくる頃だからこそ、オーナーとしてのこだわりを見せるから格好いいというか…。元々のデザインが良いので、綺麗にしていると全然古さを感じないどころか、格式すら漂わせると思いますよ! そういう意味で敷居はそんなに低くないですが、思い切ってこの世界に飛び込んでみたら一つ世界は変わるでしょう!
BMW BMW Z3ロードスター 2.2i特別装備車 エディション2 フルオリジナル | (有)ACモーション
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※当ページ内の内容は2012年6月10日現在の情報です。
BMW Japan 公式サイト
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