たまらん中古車

2012年05月07日

第36回「これでもか!乗れるもんなら乗ってみろ!」

前回のおっさんカー特集とは打って変わって、今回はロールスロイス・ファントムです。もちろん乗ったこと無いので100%妄想とイメージで固めます!ご了承ください! つかもう、乗って動力性能が云々とか、頭上が広いとか、そんなことどうでもいいでしょう今更! 
そこにロールスロイスがある、あのお方が乗っているのだ。もうそれで完璧な世界、不可侵なバリアというわけです。ロールスロイスとはそれほどまでに強烈な車なんです。そこんところから紐解いていきましょう。




2007年 ロールスロイス ファントム

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ドーーーン!!!





ロールス・ロイスという名前を聞いたことが無いという人はいないだろう。
どんな車か細部は覚えてないけど、でかくて高級で、シルバーに輝くフロントグリルが鎮座しているイメージ、というのは誰しもの頭の中にあると思います。ただし、実物のロールス・ロイスは滅多に見ることが出来ません。なぜならほとんど走ってないから! だって高いから! 高くて手が出ない車だから!です。
そういう事もあり、伝説が今なお生き続けているとも言えます。ダーティなイメージやチープなイメージが全く無い、いまだ気品を感じる響き「ロールス・ロイス」。そもそも何の名前かというとですね…?




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リアビュー





「ロールス・ロイス」というのは人名です。しかも二人の名前がミックスされたもの。ロールスさん(正確にはロールズさん)とロイスさん。チャールズ・スチュアート・ロールズさんとフレデリック・ヘンリー・ロイスさんです。この二人が手を組んで1906年に創業した車メーカーがロールス・ロイス。最初から他の車よりも高性能・高出力で高い快適性を誇り、パルテノン神殿を模したというフロントグリルがあったのです。それから100年余り、かなりの紆余曲折がありました。というかロールス・ロイスは70年代初めに倒産してます。えっ?じゃあ今走ってるロールスロイスは何なの?ということですが、倒産以降、イギリスに国有化されたり、ヴィッカーズという会社が買収してロールス・ロイス・モータースという名前に変わって再出発したりしたけど、90年代末にBMWに買収され、今はロールス・ロイスという車を作っているのはBMWです。つまりイギリス生まれのドイツ車ということになります。今やイギリスの車はそんなのばかりです。ロールス・ロイスはBMW、MINIもBMW、ローバーは消滅して残されたランドローバーと、ジャガーはインドのタタ・モーターズ、ベントレーはVW、アストンマーチンだって一時期フォードだったり、ロータスもマレーシアのプロトンの子会社だったりと、結構ややこしいです。まあ、資本を持ってるだけなのか、実際に工場まで買収先の会社で作って色々と共通化してるのか、という違いはありますが、今のロールス・ロイスを例に取るならば、言わば「最高級なBMW」です。
でもどこから見たって紛れもないロールス・ロイスなのは、BMWのデザインやブランド構築の巧みさと言えるでしょう。




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これでもかというフロントパネル





で、そんなロールス・ロイス。2003年にBMWが初めて世に送り出したロールス・ロイスは「ファントム」という名前が与えられました。ロールス・ロイスといえばファントム、というくらいその名前は昔から存在していましたが、ここで改めて2000年代のファントムが世に送り出されたということです。リミックスみたいなもんですね。考え得る限りの英国流の最高級を形にするというコンセプトに、「エンジンのBMW」の最新のV12・6.7リッターの巨大エンジンが与えられます。もはや無敵の組み合わせ。これで2.7トンもある巨大なボディを軽々と動かすのがこの世界ということです。2.7トンと言えば軽自動車3台分の重さですよねぇ…
そしてロールス・ロイスがロールスでありロイスである所以は、その豪華すぎる内装。もちろんそれだけでは無いと思いますが、ロールス・ロイスがロールス・ロイスであり続けるためにかかるような費用も全て含めて、だいたい1台5,000万円ほど。
誰が買えるねん…というところですね…




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リアシート





5,000万円というプライスは当然高いものですが、「世界的な車の値段」全体から見ると、別に最も高い車というわけではありません。他にもあります。スーパーカーならこの倍以上する車すらあります。
ただ、ここで重要なのは、ロールス・ロイスという車はショーファー・ドリブン、つまり「後部座席に乗るための車」であることです。車好きだったら自分で運転してナンボ、というのが車の世界ではありますが、自分でロールス・ロイスを買って自分一人で運転席座って運転してるだけ、というのはおかしい気がしますよね? トヨタ・センチュリーなどもその類でしょう。あれを独身男性が持ってて一人で毎日運転してドライブ行くというのは何か変な感じ。別にだめなことでは無いのですが…
というと、これを買う人というのはどういう人なのでしょうか。
日本でロールス・ロイスに乗っている有名人、このリアシートに座っている人といえば…この人です。




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美しすぎるV12エンジン





そう、ビートたけし社長! 殿の普段の愛車はロールスなんです。これは自分、この目で見ました。あれはいつぞやのTBSラジオへの出演の日、車で赤坂のTBSに乗り込み、地下のパーキングに停めたのですが、向かいに止まっている真っ白なロールス・ロイス・ファントム。これは誰だ…と思ってましたが、「ビートたけし様」と書かれた楽屋を目撃しました。噂通り、というか有名かも知れませんが、たけし社長の愛車は白のファントム。あらゆる意味で日本の芸能界のドンでもあり、ロールス・ロイスが全く嫌味にならない方、かも知れません。
それはいいんです。納まるべき所に納まってるから。
問題はこいつ! なんだこのファントム!




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ギラギラホイール





カスタマイズして自分のオリジナリティを出すのは面白いと思います。車を楽しむ一つの手段でしょう。しかしこのクラスの車となるとまた意味が違ってきます。特にこのタマのカスタマイズのセンス。どうですか。黒ボディにゴールドのパーツでデコレーション。デコレーションの金額も相当な者でしょう。ゴールドのデコだけで軽自動車4台は買えるでしょう! ここまで来ると清々しい。大江戸線の六本木駅がこんなんでしたね。バブル期の千昌夫のモノマネで「おら金もってんどー」の世界だと思います。
そして誰が乗っていたか。それを想像するだけでメシ何杯も行けそうですね! それを想像する楽しみは、安く買える普通の乗用車では味わえないものだと思います。どこかの社長か、芸能人か、アレな人か、どうなのか。どんなセンスだったら黒にゴールドでデコりたくなるのか。誰に見せたいのか、どう見られたいのか。どんな服で乗っていたのか、どこからどこに行ったのか。イメージし出すとキリが無いですね。

そしてこのデコレーションは、ロールス・ロイス・ファントムの価値を上げたのか、下げたのか。
あなたならどう思いますか?




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観音開きの後部座席のドア





メルセデス・ベンツやレクサスなら、分かりやすく「いつか乗ってやるぞ!」なんて思って、会社で出世したりとか、起業して社長業を頑張ってみたりすることが多いと思いますが、ロールス・ロイス・ファントムを「いつか乗ってやるぞ!」と思うのは、ちょっとしんどいですよね。自分に似合わないかも知れない。周りに指指されまくるかもしれない。云々。それだけ高い敷居。
だからこそ、このタマのオーナーはわざとゴールドにデコって価値を下げ、「ほーらアイツはロールス・ロイスに乗ったって、所詮ヤンキー上がりなんだよ、バカだなぁ」と思われたかったのかも知れません。そう考えたら何となく分かります。
そんなゴールドパーツに彩られたファントム、お値段は2,839.9万円! 新車時の半額です! しかも1.9万キロしか走ってない。こりゃお買い得ですよ!! サラリーマンの方々はもうすぐ夏のボーナスも出ることでしょうし、ここはひとつ、ロールスいっちゃいますか!




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※当ページ内の内容は2012年5月5日現在の情報です。




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ロールス・ロイス:日本 - Rolls-Royce










posted by BUBBLE-B at 09:51| Comment(1) | たまらん中古車
この記事へのコメント
私もあなたが言うと冲撃する方法もある。
Posted by 木幡友美 at 2013年07月30日 16:28
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