平成15年式マツダ RX-8 ベースグレード

マツダ RX-8
今日紹介するのはRX-8です。言わずと知れた車ですね。世界で唯一のロータリーエンジン搭載車。前期型の、ベーシックグレードのMT車です。
2002年の排ガス規制で、FDことRX-7が消滅してしまい、それと同時にロータリーエンジンの伝統が消えてしまうのではないか?と言われていた中、新世代のロータリーエンジンを搭載したRX-8の発売にこぎ着けるまでの課程は、まさに波乱の連続だったと言われています。「プロジェクトX」の題材になった程、この車には並々ならぬエンジニアの努力と、マツダという会社の魂が込められてるんです。
でも、若者が欲しいと思っている種類の車はミニバンか軽か。広い室内空間があって、その中でワイワイと騒げるような車が売れる時代なんです。RX-8には確かにドラマがある。ロータリーエンジンには背負っているものがある。走りもいいしスタイリングもいい。でも、それを一体誰が求めているのか? 車作りが真面目すぎやしないか? スーパーに買い物に行くのに、いちいちマツダのエンジニア魂を感じろとでもいうのか? 残念ながら大方の若者は車にRX-8的なアレコレを求めていない。そこまで考えたくないのです。

マツダ RX-8
分かった。難しいことを言うのはよそう。でも、一度でいいからロータリーエンジンの車に乗ってみて欲しい。前後の重量配分まで拘り抜いたこの車で、箱根のターンパイクを走ってみればよい。一瞬で分かるはずです。この車は他の車とは違うのだと!
アクセルを踏んだ分だけどれだけでも回転数が上がり、明らかに普通の車とは違う音を発するエンジン。思いのままのハンドリング。スコスコと気持ち良く入るショートストロークなシフトフィール。確かに絶対的なパワーは無いかも知れないですが、車を動かすことの楽しさを分かりやすく感じることが出来るのです。なかなか言葉では伝わらない領域。実用的かどうか、生活に役立つかどうか? そんなことは後から考えればいいじゃないですか。世界で唯一のロータリーエンジンが、絶妙の味付けでパッケージングされたRX-8。こんな車世界中のどこ探しても無いですよ! 中古価格もだいぶ落ち着いてきました。

アナログのタコメーターとデジタルのスピードメーターの組み合わせがカッコイイ
ホンダのVTECエンジンもそうですが、高回転型でガンガン回るエンジンは、MTで扱うととんでもなく楽しいのです。ストレートからカーブにさしかかり、またストレートで加速する時に、シフトダウン、シフトアップを絶妙のタイミングで行い、パワートレーンの「美味しい部分」をしゃぶり尽くす感覚を味わうのです。その美味しい部分とは、最もトルクが出る回転数の事であります。RX-8に関しては、5500回転で最もトルクが出るという、とんでもない高回転型の車ですので、5500回転近辺をキープするように走れば、最高に気持ち良いわけです。その気持ちよさを感じるために、一番目立つの所にタコメーターがあるわけです。まさにエンジンとの対話です。
そしてハンドリングも絶妙なのです。小型であるロータリーエンジンの特性を活かしてフロントタイヤよりも中心寄りにエンジンが配置されているので、フロントミッドシップです。一般的に、フロントが重い車はカーブで曲がらないアンダーステアとなり気味なのですが、RX-8の前後の重量配分は50:50であり、理想的なハンドリングが実現されているのです。これはちょっと運転してみれば分かります!

ちゃんと座れるリアシートが素晴らしい!
スポーツカーは金がかかるとか、実用性が無いとか、そんな無粋なことを言うのはやめて、気になったらRX-8を今すぐ買いましょう。この車、クーペに見えて実は4ドアです。リアシートも大人が普通に座れ、膝周りの余裕も頭上のスペースも必要十分に確保されています。パッケージとしても申し分ないのです。

買うなら今!
そしてこのタマは、走行距離が4.7万キロと低く、タイヤもオプションである純正18インチにPlayzを履かせてあるので、見た目も快適さも満足度が高そうです。ロータリーエンジンの耐久性は10万キロと言われているので、RX-8を選ぶときは低走行車であることを重視すると良いでしょう。
ちなみにこのGTNETというお店、濃くて最高ですよ!
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※当ページ内の内容は2010年10月18日現在の情報です。
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