たまらん中古車

2010年12月04日

第6回「ガラパゴスと呼ばれても」

BUBBLE-Bのたまらん中古車、第6回目となりました。この連載を続けた先に何があるのか?
実は一つ目標があります。自分としてはいつか憧れの「ベストカー」誌に連載を持ちたいのです。そう、市販車を中心としたモータージャーナリストとしてデビューする日に向けての歩みとして、この連載を続けているつもりです。無駄な種まきかも知れませんが、少しでもこの連載を読んでくれている人がいて、反応があったりすると嬉しいのです!
ということで今週も参りましょう!
今週紹介するこの車、実は来年の購入候補に入っています。今、密かに狙っている一台です。それは…?




平成18年式三菱 i(アイ)

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三菱 アイ M ターボ キーフリー セキュリティ 本体価格:49.9万円





この連載始まって初めての軽自動車の紹介となります。今、軽自動車が凄く面白いんです。限られた寸法、限られた排気量、限られた馬力(限られたといっても、法律で定められているだけ)の中で、ギリギリまで攻め、優れた商品に仕立て上げる。そしてその中でキラリと光る個性。それが今の軽自動車の世界です。
そもそも軽自動車という規格があるのは日本だけなんです。Smartなど、一部外車でも軽自動車があったりしますが、あれはたまたまこのサイズで作っちゃった(テヘ)みたいなもので、ミリ単位の寸法ギリギリの中で日本のメーカーだけがしのぎを削り、国内だけで売る。これぞ車のガラパゴス。日本人による日本人のための規格と言えるでしょう。ガラパゴスは携帯だけじゃなかったんです!
決して速いわけでも、広いわけでもない。燃費もそんなに良くもない。車両価格もそんなに安くない。イバれない。
でも、狭い路地でも余裕。狭い駐車場でも余裕。何せ手軽。税金も安いと来た(高くなるという嫌なウワサもありますが)。そして最近の軽は装備も充実。小さいボディの中にギュッと色々詰まってるわけです。

都内では軽自動車はあまり走っていないのですが、地方に行くと軽自動車天国です。地域によっては、車両登録台数の半分以上が軽自動車という所もあります。地方で増殖しているイオンモールやららぽーと、巨大パチンコ店などに併設されている巨大駐車場に、一体どれくらいの軽自動車が停まっているでしょうか。そしてその風景こそ、今の日本の風景であると言えます。車は文化を写す鏡!
フランス車が石畳の道路を走るために柔らかめのサスにした「猫足」と呼ばれたり、イタリア車はエロくて陽気で適当なイタリア人の性格が色濃く出ていたりしている中、軽自動車こそが日本の文化を色濃く反映しているのです。レクサスとGT-Rと軽自動車が同居する文化、それが日本文化の混沌とした部分でしょうかね?




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まるっこいフォルムが独特ですわ





そして今日紹介するのが、三菱の「i」です。軽自動車の中でもひときわ異彩を放っている個性派です。どこら辺が異彩かというと、まあこの形もそうなのですが、この、ケツがピョンとふくらんだようなリアフォルムには理由があるのです。実はこのiという車、エンジンはリアのラゲッジルームの真下にあるんです!

なんのためにそんな事を?とのことですが、限られた軽自動車の規格の中、少しでもホイールベース(前後の車輪の距離)を稼いで室内を広く取りたい、というコンセプトに、正反対からアプローチした結果です。
エンジンというのは重たく大きいものですので、狭いラゲッジルームの下に角度を付けてギリギリ閉じ込めてあるんです。その結果、ホイールベースは同社のリッターカーである「コルト」よりも長くなったとのこと。そして、ホンダが「フィット」に採用してその室内効率に職人魂を見せた、運転席・助手席の真下にガソリンタンクを置くという「センタータンクレイアウト」を、ホンダに特許料を払って採用。徹底して室内スペースを確保しているわけです。つまりリアエンジン、リアドライブ。つまりRR。これはポルシェと同じです。

だから、後ろから見たときの「ヒョコっと感」は、エンジンがある分だけケツが高くなってるというわけです。




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大きなフロントガラスと余裕のある頭上が広さを感じさせる





室内に乗ってみると、全く狭さを感じさせません。フロントガラスの傾斜角が大きく、面積もあるため、かなり開放感を感じます。リアシートも長いホイールベースのおかげで、足下などは余裕があります。これだと大人4人乗っても全く問題無いのではないでしょうか?
みんな大好きドリンクホルダーもいっぱい付いてますので、喉が乾いても大丈夫!




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ラゲッジルーム





ラゲッジルームの下にエンジンが埋まってると書きましたが、これ実際見てみると、言われるまで分からない、ごく普通のラゲッジルームなのです。それがまず凄い。普通に荷物が置けます。そこそこの広さもあるし、実用的なんです。

でもこの下にエンジンがあるわけですが、「エンジン音うるさくないの?」「ラゲッジルームが熱くならないの?」という懸念に対して、この車、かなり厳重にエンジン上部の吸音対策と、断熱対策をほどこしているようで、ほとんど気にならないレベルに治まっているというのです。いやあ、凄い。




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エンジンルーム





ラゲッジルームの下にはエンジンが3気筒ターボ。ここはターボをチョイスするのがオススメです。




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絶妙なフロントマスク





iのルックスって絶妙だと思うんです。女の子から見ると、ウサギっぽく見えたりして、「カワイイ」などと思われ、男の子から見ると、妙にサイバーに見えたりすると思います。真っ正面から見るとウサギっぽく見えて、斜めから見るとサイバー感。角度によって印象が変わるデザインは「絶妙」以外の何者でもないでしょう。

走りもいいです。リアエンジン・リアドライブということで、どうしてもフロントが軽くなります。そのおかげか、ハンドルを切ったときの初期の反応が凄くシャープでクイクイ曲がるんです。これは試行錯誤を重ねた、フロントサスの設定による所も大きいらしいです。ただし、全高が1600mm以上あるということと、やはりフロントの接地力が弱いということもあり、高速走行時での直進性はちょっと頼りない印象です。まあ、それも含めて面白いと思います!


ということで三菱「i」、中古市場もだいぶタマ数が増えてきました。今日オススメするのは、平成18年式のターボモデル、走行距離4.4万キロで、お値段は49.9万円!!



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※当ページ内の内容は2010年12月4日現在の情報です。



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posted by BUBBLE-B at 12:00| Comment(0) | たまらん中古車
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