たまらん中古車

2011年07月18日

第20回「スナックに例えると『唐辛子を使った限定カラムーチョ』のような車!」

さてこの連載もいつの間にか20回目を迎えました。日本に中古車シーンを根付かせるべく、本場の中古車シーンを直輸入する水先案内人のBUBBLE-Bでございます。
都会に住んでると「車不要論」みたいなことを言う人によく出会います。そりゃねぇ、これだけ地下鉄などが発展していたら、どこに行くのも電車で十分。買い物はAmazonで十分。車なんか必要ないですよ! と言われまくるのですが、その通り! 車なんて無くても全然便利な世の中です。
でも、そうじゃない。わざわざ不便を買う、それがカーライフの醍醐味ではないのでしょうか。エンスージアニストが地下鉄と車を比較したりしないでしょう。ではそこに何があるのか?何も無いのか?というのを、中古車を通じてみなさんと一緒に探していく。そんな連載を目指します。さてさて今回の車はこちら!




平成16年 トヨタ ヴィッツRSターボ

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赤いヴィッツ





トヨタのヴィッツといえば、ホンダのフィット、マツダのデミオ、日産のマーチと並ぶ、日本のコンパクトカーの「売れセン」です。まさか知らない人はいないだろうと思われる、ド定番の車種ですね。1999年にデビューした初代ヴィッツは爆発的に売れ、その後の日本のコンパクトカーを変えたとも言われる歴史的な車です。それまでコンパクトカーといえば、いかにもコストダウンした感じの車ばかりだったところ、ヴィッツは今までにないデザインを与えることに成功、小さいながらも存在感のある車として人々に受け入れられました。




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ギリシャ人デザイナーのソティリス・コヴォスによるデザイン





今は3代目となっているヴィッツですが、個人的にはこの初代のヴィッツのデザインが一番良いと感じます。全体のカタマリ感であるとか、ボディのラインが結構大胆で、かつケバくない。曲線基調の絶妙なバランスによって成り立ってるのです。つまりデザイン的には初代で完成されていて、言い方によっては「トヨタらしくない」飛び抜けたデザインのように思えます。それに対して2代目、3代目はずいぶんトヨタらしいデザインになっているように感じます。とにかく初代のデザインはぶっちぎりで素晴らしいのです!!

今回紹介するのは、ヴィッツにも数あれど、その中でもスポーツグレードの「RS」、そしてそのRSをTRDがチューンナップした、「RSターボ」です。




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やんちゃなリア





ヴィッツには数多くのグレードがあります。生活の足として使う車が果たすべき燃費や運転のしやすさなどを重視したモデルが中心なのですが、「走りが好き」というユーザーのためにトヨタが用意したグレードが「RS」! なぜだか分かりませんが昔から車に付く「RS」という名前は、ちょっと走りのいいモデル、を表してる事が多いですね。
ヴィッツRSという車がどういう車かというと、あくまでも「軽くスポーティ」として作られた車です。エンジンはこの車体にしては少し大きめの1.5を搭載し、ミッションはMT。決して「速い車」というわけではないのですが、この小さな車体を自力でグリグリと操作してドライブできるという、「ドライブする楽しみ」を感じやすい車というわけですね。




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コックピット





こういったハッチバックでスポーティな車は、ヨーロッパではホットハッチと呼ばれていて、ゴルフのGTIというグレードを筆頭に車好きに人気のあるカテゴリなのですが、このヴィッツRSはエンジンパワーやサスペンションの設定など、各所のパフォーマンスはそこまで達してません。これは現行のヴィッツRSでも言えるのですが、期待して乗ってみると「案外普通だなぁ」という印象を受けてしまうんですね。ゴルフGTIから感じるような、モリモリしたパワーと緊張感、そして守ってくれそうな安定感という世界がいまいち感じられないのです。トヨタからは「これくらいやっておけば、ユーザーはスポーティだと感じてくれるんだろう」っていう「手加減」を感じてしまうんです。
なので、ヴィッツRSはこの初代から現行のモデルまで、車好きからは「中途半端」と言われてしまうことが多く、何とも日の当たらない車種になってしまってるように思えます。




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スポーティなメーター





でも、「ヴィッツRSを本気の車にしてほしい」という声はやはり多いのか、トヨタ系の改造メーカーであるTRD(トヨタレーシングディベロップメント)がヴィッツRSに後付でターボを搭載したのがこれ、「ヴィッツRSターボ Powered by TRD」です。
車のバランスとしては普通のRSで「ちょっとパワフル」という感じで、スナック菓子に例えるとチョイ辛の「カラムーチョ」という感じなのですが、カラムーチョも食べてるうちに辛さに慣れてきて、「もっと辛いのは無いのか!」と思ってしまいますよね。そこでたまに出る限定の「唐辛子を使ったカラムーチョ」みたいなのが、このターボモデルというわけです。

ヴィッツの1トンを切るくらいの軽い車体に、最高出力は150ps/6400rpm、最大トルクは20.0kg-m/4800rpmというパワフルなエンジンを搭載。そしてノーマルのヴィッツからはクーリングダクト、ECU、インタークーラー&パイピング、オイルクーラー、ラジエター、サスペンションキット、クラッチカバーなど、かなり多くのパーツが取り付けられています。

でも見た目はあくまでもヴィッツ。そう、それがいいと思います。「ヴィッツに乗ってる」といってこんなモデルだとは誰も思わないでしょう。でも実は、高速でそこいらのスポーツセダンくらいだったら余裕でぶち抜くことができる特別なヴィッツ。運転の楽しさ、車の楽しさをプリミティブに楽しむことができるはずです。やはりここは一番格好いい初代がおすすめです。今なら65万円で売られてます。う〜ん、たまらん!




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※当ページ内の内容は2011年7月18日現在の情報です。



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posted by BUBBLE-B at 12:00| Comment(0) | たまらん中古車
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